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クロエビス薩摩半島独り占めBLOG

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カテゴリ:RECORDS( 16 )

今が旬 抱卵イサキ

毎日新聞(6/21)  VOL.16

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梅雨最中、雨の降る中をいきなり合羽を着て車に乗り込むのはつらいものがある。今回の釣行では磯からの遠投カゴ釣りで今が旬の抱卵イサキを狙う。この時期は海水温度の上昇と降雨が海を活性させる。ベイトと共に接岸する魚も多くなり、イサキも産卵のため岩礁帯に寄って来る。六月二日。南九州市頴娃海岸。明け方到着すると沖に昨夜からのイサキの釣り船が数隻。磯からそう遠くない距離に浮かんでいたので気持ちが高ぶり急いで準備にかかった。波風共に穏やかでイサキ釣りにはもってこいの状況だった。投げ始めてから1時間経ってようやく最初のアタリがあった。海面に現れたのは一瞬梅雨グロかと思ったが、残念なことに800グラムほどのイスズミだった。その後2時間程沈黙状態が続き、沖の釣り船もいつの間にか視界から消えていた。とたんにどっと不安が横切った。しかし「もうちょっとだけ粘ってみるか。」と思いつつもその後はただただ惰性的に投げ続けていた。この時すでにイサキのことなど念頭に無かった。あきらめがいよいよピークに達しラストワンを置き竿にし撤収の支度に取りかかろうとした。その時、竿がグィーッと右に大きく振れ、竿先をガンガンノッキングしていた。あまりにも突然だったので驚いたが巻き上げてみてさらに驚いた。なんとこれまで釣ったことのない46センチ・1.6キロもあるお腹パンパンのメタボイサキだった。イサキは夜釣りが一般的だが、曇りや雨の日であれば日中でも狙える。(浜村建夫)


by kuroebisu | 2019-06-21 14:15 | RECORDS

バクダン仕掛けで・・・

毎日新聞 VOL.15
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今季の寒グロはシーズンインしてもなかなか現れず随分と気を揉んだ。日毎に寒が入り、徐々に水温が低下するとさすがにあちこちから釣果が聞かれるようになったがそれでも例年ほどではない。1月2日、南九州市の番所鼻(ばんしょばな)。当日は「バクダン仕掛け」でのスプリング遠投で寒グロを狙った。バクダン仕掛けとはクロの好むパン粉とアミをこねて固めたダンゴの中に複数(普通6本)の針を埋め込むもの。ダンゴは海中でゆっくりバラけて撒き餌となり周辺の魚を寄せ、最終的に埋め込んだ針に魚の口が触れる仕組みだ。かご遠投では1投目のウキの動きで潮の流れを読まなきゃならない。ウキは最初左方向に流れていたが途中から沖に向かって流れ出した。潮目だ。2投目からは潮目に撒き餌が集まるようにその周辺に間髪容れず投げ続けた。すると半時も経たない内に最初のアタリがあった。ウキが上下に数回揺れた直後にスッと海中に消えたのでクロだと直感した。クロは比較的やり取りのし易い魚だがそれでも波際では大暴れした。寄せ波に乗せて引き摺り上げたのは1.2キロ程の良型寒グロだった。しばらくして同サイズ、納竿寸前に足裏をゲットした。恐るべしバクダン仕掛け。途中イスズミやサンノジなどの定番外道も釣れた。なお、かご天秤の代わりにスプリングを使用すれば仕掛けをより遠くにより正確に投入できる。長いハリスもスプリングに巻き取ればほとんど絡むことはない。南薩の寒グロ釣りは例年春先まで続く。(浜村建夫)


by kuroebisu | 2019-01-18 20:51 | RECORDS

年末年始釣りガイド


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今朝の毎日新聞は「年末・年始釣りガイド」(九州版)
十日前に執筆提出したためここ数日間とは状況がちがうので申し訳ないと思う。
(以下全文)
鹿児島の海、例年ならこの時期はクロ釣り一色なのだが、どうしたことか12月に入ってもクロがほとんど姿を見せない。近年寒グロの盛期が年明けにずれ込んでいることもあるが、これほどの不調は過去に無かった。開聞岳周辺や南薩の磯釣りで40センチ前後のシマアジ、錦江湾七ツ島の岸壁から現地調達のサッパの泳がせ釣りで良型ブリ、南薩でカゴ遠投やルアーで大サバ等の釣果有り。ベイトが乏しいのでルアーやイカは現状のままではかなり厳しいが、自然相手のこと、さらに寒が入れば明日にでも状況は好転するかもしれないので我慢強く挑戦するしかない。


by kuroebisu | 2018-12-21 15:07 | RECORDS

「斜め投げ」は注意して

今朝の毎日新聞。VOL.13

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(記事全文)
猛暑が続き日中はとても釣りどころではない。チャンスは比較的涼しい明け方の数時間のみ。夏はもちろんキスを追いかけているが、南薩ではすでに終盤に差し掛かった。今回は南九州市の「長崎の浜」に釣行。8月10日、大潮。明け方はちょうど満潮からの下げ潮。波・風ともに穏やかでキス釣りにはまずまずの状況だった。それに直近の数回の釣行でこのスポットのキスの動向は大体把握してあったのでそれなりの釣果は出るものと確信していた。ここのキス、産卵のためかそれとも波口での酸素補給のためか分からないが、現時点でなんと波口(1色~力糸)まで接岸しているのだ。それゆえ波口に潜んでいるキスを釣るわけだがこれがなかなか難しい。もちろんチョイ投げで良いのだが遠投派の私にはかなりのストレスになる。最低4色の飛距離は保持したい。そこで、「斜め投げ・平行巻き」を考え付き以前から実践している。海岸線すれすれに斜めに遠投し、そのまま波際まで前進しそこを基点として海岸線と平行にリーリングする。群れの潜伏エリアを一気に探るわけだ。もちろんこの日も1投目からガリガリのアタリがあり、ラインにテンションをかけリーリングとストップをくり返しながら次のアタリを待った。すると、ほとんどが2尾、3尾の連釣りとなった。「釣れるべくして釣れる」とはまさにこのこと。この日も20センチオーバーの抱卵良型を30尾は釣った。2時間ほど経過し陽が昇ると背後の堤防や松の木の影が消え直に強烈な陽射しを浴びるようになったので竿を納めた。気温とともに海水温が上昇するとほとんどの魚は食い気を失くしてしまうので真夏の日中の釣りは避けることにしている。キスと言えば天婦羅・フライだが、南薩のキスはメタボにもかかわらず身が引き締まりほのかな甘みがあるのでこの地域では刺身で食するのが主流である。なお、「斜め投げ」は周りの釣り人に迷惑がかからぬように細心の注意を払って欲しい。南薩のキスは例年8月いっぱいまでで、秋口からは青物狙いのルアー釣りやサーフトローリングでビーチは賑わうことになる。


by kuroebisu | 2018-08-24 12:35 | RECORDS

穴釣り

毎日新聞 Vol.12

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「穴釣り」は堤防や磯で足元に沈むテトラポットやゴロタの隙間に仕掛けを垂らしてアラカブ等の根魚を狙う釣りだ。4月19日、指宿市の知林ヶ島に釣行。この島は満潮時は沖合に浮かぶ小島だが、大潮前後の干潮時には手前の陸地と島との間に全長800メートルの砂の道(砂州)が露出し歩いて約20分くらいで島に渡ることができる。島での滞在時間が限られるのでとても慌ただしい釣りになる。島に到着すると早速目ぼしいポイントを見つけゴロタの隙間に仕掛けを垂らしてみた。すると、おもりがまだ底を打つ前にコツコツとアタリがあった。合わせてみたが針掛かりせず付け餌のキビナゴだけはきれいに無くなっていた。その後も頻繁にアタリはあるのだがなぜか針掛かりしない。そこでキビナゴを岩ゴカイに替えてみた。すると今度は反応が全く無くなった。ここで、さっきまでのアタリはネンブツダイ等のエサ取りにちがいないと確信した。アタリが無くなり一時不安にかられたがそれでも黙々探り廻ると突然ガツンの大きなアタリがあった。すばやく合わせるとしっかりフッキングしたようで海底で必死にもがいてる様子がロッドに伝わった。一気に水中から引き上げると姿を現したのはお目当ての良型アラカブでホッとした。その後も探り廻り、結果25~30センチの良型を10尾ゲットした。穴釣りの魅力はダイレクトに伝わるアタリだ。仕掛けが簡単で年中できるのも良い。良型を狙って未だ誰も踏み入れたことのないポイントを開拓すると面白い。


by kuroebisu | 2018-05-11 15:28 | RECORDS

早春ギス

今朝の毎日新聞。掲載VOl.11

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(記事全文)季節は一気に春めいてきた。早春の海、今年もまたキス釣りのシーズンが始まろうとしている。南九州市の高取海岸のキスは全体的に黒っぽいのでシロギスならぬクロギスと呼ばれることもある。浜砂に大量に含まれる砂鉄の色が反映されたものと思われる。それゆえにキス特有のパープルゾーンがうっとりするくらい鮮やかに輝く。三月十六日、早春ギスを求めて高取海岸に釣行。迷うことなくいつもの気になるポイントに向かった。まず仕掛けを正面5色ゾーンに投入してリーリングしていくと3色ゾーンで、か細いがプルプルとキスの確かなアタリがあり1尾ゲット。しかし、その後はまったく反応無し。キス釣りは見切りが大切だ。すぐさま次の気になるエリアに急いだ。ところがここでもまったく反応が無かったので一帯を探り歩くことにした。そうこうしているうちに干潮が近づき沖の深場がはっきりしてきた。さっそく深場めがけて仕掛けを投入すると、1投目でいきなり2尾、2投目で3尾、3投目で3尾とちょっとした入れ食いになった。満潮時には散在していたキスが干潮になり深場に集合したみたいだ。結局この日の釣果は18センチ前後が29尾とこの時期にしては上出来。例年のことだが、早春ギスは一年ぶりの懐かしさとフレッシュな魚体の美しさに心打たれるものがある。今後、南九州のキス釣りは盛期の夏に向かってサイズも数もアップしていく。地元の釣具店やネットで情報を集めてから釣行した方が賢い。


by kuroebisu | 2018-03-30 16:45 | RECORDS

寒グロ/毎日新聞


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今朝の毎日新聞。今年初の掲載。
(記事全文)
昨今の気象変動により生態系も変わりつつあるのか年々クロが釣れなくなった。1月5日、中潮、雨。釣り場は南九州市の番所鼻(バンショバナ)の磯。ここは年間を通して四季折々の魚がコンスタントに釣れるので地元では人気の釣り場だ。当日は遠投カゴ釣りで寒グロを狙った。いつもの手順通りにスプリングにコマセを絡ませ、およそ50メートル沖の沈み瀬めがけて投げ込んだ。1投目は潮の流れの向きと速さを読まなければならないのでウキの動きを注視する。するといきなりだった。ウキが上下に数回振れ間もなく海中に消し込んでいくと同時にロッドを激しく揺さぶった。まさにクロ特有のアタリ。ドラグを操作しながら慎重にやりとりした。上がってきたのはまさに寒グロで48センチ、1.8キロもあり今季自己最大。さらにヒットは続くものと思っていた。ところがその後2時間経っても全くウキは沈まなかった。干潮に近づき潮もかなり少なくなったので退散することにした。ラストワンを投げ込み置き竿にして帰り支度にかかった。タイドプールでバケツを洗っていると突然ビュンビュンと風を切る音が聞こえた。急いでロッドをつかみ巻き取りにかかった。波際に姿を現したのは1.2キロほどの良型チヌだった。それにしても、1投目とラストワンでのヒットってどう受け止めたら良いのだろう。寒グロは脂が乗り格別に旨い。殊にキロクラスは店先にはめったに並ばないのでまさに釣り人冥利に尽きる。南九州の寒グロは例年二月までで次は梅雨グロとなる。


by kuroebisu | 2018-01-19 15:42 | RECORDS

抱卵キログロは年明けか

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今朝の新聞記事「年末・年始釣りガイド」(毎日新聞)
(記事全文)
この時期は県内のどの釣り場もクロ釣り一色だが、日ムラ、磯ムラが激しい。釣れてもほとんどが足裏サイズまでで、抱卵キログロの本格的な出番は今年も年明けになるだろう。ルアー釣りの冬場のターゲットはヒラメ。河口や排水口周辺はもちろん、沖の深場や沈み瀬の回りもポイントになる。同じくルアー釣りだが、最近ブームの「ロックフイッシュ」でハタを狙ってみるのも面白い。堤防周りのゴロタや磯の岩礁帯をメタルやワームで攻める。ハタ類は格別に旨い。越冬ギスのアタリは微妙だが引きはダイナミック。漁港内の穏やかな深場がポイント。(浜村建夫)


by kuroebisu | 2017-12-22 12:49 | RECORDS

スマガツオ(記事)

毎日新聞10月13日(金)掲載。
7回目の執筆はサーフトローリング。

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(全文)南薩ではサーフトローリングがブレイク中だ。サーフトローリングとは「弓角」という疑似餌の一種を使い沿岸を回遊する小・中型の青物を陸から狙うシンプルながらもとてもエキサイティングな釣りである。9月25日、釣り場は南九州市の頴娃海岸。この釣りは遠投してただ巻き取るだけで、アクション不要のいたって簡単な釣りだ。ポイントは河口や排水口周辺はもちろんだが、一番の決め手は海面上に時折発生するナブラやボイルである。それゆえ海面の遠近左右を常に注視し続けていなければならない。先日の釣行でサバやサゴシなどがたくさん釣れたので余裕綽々で臨んでいたがこの日はナブラもボイルも発生せずに海面はひっそり静まりかえっていた。それでもシーズン真っ只中である。満潮近くになると突然強烈なアタリがあった。前もってリールのドラグを微妙に緩めてあったのでアタリ切れすることなく完璧にフッキングした。ラインのテンションを保ちながら丁寧にやりとりし波際に引きずり上げると、なんと珍しい「スマガツオ」(47センチ、1.8キロ)だった。ほどなく2本目(同型)も上がった。この日はこの2本のみだったがスマガツオの強烈な引きを存分に堪能できたので一日がルンルン気分だった。スマガツオは刺身と漬け丼でいただいたが、カツオながらもその食味はマグロにそっくりでかなり美味しかった。南薩のサーフトローリングは初冬まで続き今後はカンパチ・イナダがメインとなる。(浜村建夫)


by kuroebisu | 2017-10-16 10:31 | RECORDS

花熟里の浜

今朝の毎日新聞 6回目の執筆は吹上・花熟里(けじゅくり)の浜

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(記事全文)夏の釣りと言えばキス釣り。ただキス釣りも他の釣り同様奥が深くそれなりの釣果を求めるとなると仕掛けや釣り方にいろいろ独自の工夫が必要となる。薩摩半島の西岸に位置する「吹上浜」は南北に全長47キロメートルもあり格好のキス釣りポイントが数多く点在する。8月13日、当日は中エリアの「花熟里(ケジュクリ)の浜(日置市・吹上町)」で投げることにした。まずはとにかくヒットゾーンを探し当てなければならない。そのためには数百メートルも歩くこともあるがこの日は運良く数回の移動でキスの群れに巡り会えた。5色ゾーンでゴツゴツのアタリがありまず一匹目をキープ、そのままラインにテンションを掛けながらリーリングとストップを繰り返すと2匹目、3匹目が食いついてきた。4色ゾーンで5連が完成したような感触があったので一気に巻き上げるとやはり5連満点で18センチ前後のキスが波打ち際にゾロゾロ現れた。その後もアタリは途切れることなく4連、満点が続いた。潮が動くに連れてヒットゾーンも左右前後に移動していったがアタリは全く変わらず「爆釣」は続いた。クーラーボックスが満タンになったのでボックス内の飲み物やエサ箱などを外に出し空間を作った。しかし炎天下の中で3時間以上も経つとさすがに集中力が低下、手返しがもたつくようになったのできっぱり竿を納めた。結局この日の釣果は18センチ前後がおよそ130匹。吹上浜のキスは晩秋まで狙える。キス釣りは前もって現地の釣具店やインターネットで最新情報を得てから釣行するのが望ましい。



by kuroebisu | 2017-08-25 10:34 | RECORDS