ブログトップ

クロエビス薩摩半島独り占めBLOG

kuroebisu.exblog.jp

MERRY X’MAS!

a0107341_22495071.jpg
かごしまフラワーパークX’mas イルミ 2012
 
数年前、家族旅行の帰り道、大きな事故に遭遇しました。
その事故のせいで私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです。私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました。
思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました。
そんな時、いつも父が慰めてくれました父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです。
父の愛に励まされ無事大学にも合格し入学式の日、父は私のことを誇りに思うといって涙ぐみました。
そして、入学式を終えて会場からでてきたとき
目の前で、信じられないことが起きたのです・・・
小さな子がひとりで車道へ飛び出しました。すると、父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです。
私は自分の目を疑いました・・・父がその子を抱き抱えてもどってくるではありませんか・・・
「お父さん!」私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、松葉杖をついてさっさと歩いていきます
「お母さんお母さんも見たでしょう?お父さんが走ったのを!」
母は淡々と答えました。
「驚かないで、聞いてちょうだい。いつかはあなかにもわかってしまうと思っていたわ。お父さんはね、本当は松葉杖がいらないの、あのとき、お父さんは腕に怪我しただけだったの。それでも4年間、松葉杖を使ってきたのよ。同じ痛みを背負わなければ、あなたを慰めてあげらないといってね。」
知らず知らずのうちに涙が溢れてきました。
「泣かないで。お父さんはね、あなたを慰めてあげられる自分を誇りに思っていたのよ。さっきは、あの子が車にひかれそうになって、あなと同じ目に遭うんじゃないかと・・・」
前を歩く父の後ろ姿を見ていると涙がこぼれ落ちてきました。
つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました。 いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど、父は胸の中でもっとたくさんの涙を流していたのかもしれません。
お父さん、お母さん、ありがとう・・・                                              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「心に残る感動の物語」より


by kuroebisu | 2012-12-23 23:31
<< 2012年 キス総括 Bさん >>